遺品整理お役立ちコラム

絶対に知っておくべき生前整理とは?

絶対に知っておくべき生前整理とは?

生前整理とは

生きている人が自己の死後を考えて身辺や財産の整理をすることを指しており、いわゆる「終活」のひとつとして認知度が高まっています。

遺言書の作成なども生前整理の一つとして含まれることもありますが、一般的には片付けを行うことが中心です。

生前整理が近年注目されていう背景には「終活」という言葉が浸透してきているからであると言えます。

「終活」は自分の人生の終わりに向けて、身の回りの片付けや相続の手続き、人間関係の整理、遺言書の作成など行うことを指します。

ある調査では、「終活」の中でも一番行うたい事は身の回りの整理(生前整理)というデータもあり、生前整理への注目が高まっているのです。

実際、弊社でも生前整理を行いたいお客様からのご相談を受けるのですが、実際に生前整理を行う方は、「施設に入るので片付けを行いたい」「長期に入院することになったので、住んでいた場所にある物を片付けたい」というように住みかの移動時に行う方がほとんどです。

また、配偶者が亡くなってしまって遺品整理をするついでに生前整理を行う方もいらっしゃいます。逆に、自分が元気で施設や病院に入る予定もない方は、生前整理という言葉知っていても実際に手を動かす方は少ないように思えます。

これまで大切にしてきた物たちは持ち主にとっては宝物同様であり、わざわざ捨てようというモチベーションにならないというのが現状なのです。

生前整理でやること

身の回りの品の必要・不要の分別、必要なものの再収納、そして不要なものの処分です。

生前整理といってもどの程度の身の回りの物を整理すれば良いの?と疑問に思われると思います。

その回答としては「可能であれば家全体のものを生前整理した方がよい」と言っております。やはり生前整理を行うのであれば、家全体を行う方がスッキリしますのでオススメです。

生前整理を行う際には「あくまで自分のものだけ」に限定して行うようにしましょう。他人のもの(配偶者や子どものもの)も一緒に生前整理したい場合には、本人に許可を取ってから行わないとトラブルの原因になりますので注意してください。

なぜ生前整理が必要なのか?

主に高齢者の方が意識する終活ですが、病気の人と関わったり、親族の死を看取った後に、自己の死後について考え始める若い世代も増加しており、現在は幅広い年代の方が生前整理に関心を持っています。

しかし一口に生前整理と言っても、どういった内容なのか、どんなメリットがあるのかについては中々周知されていません。そこで、まずは生前整理の必要性と、生前整理をするメリットについてご紹介したいと思います。

生前整理の必要性

なぜ生前整理が必要かと言うと、「自分の希望を死後にも確実に叶えるため」と「残される家族などの負担を減らすため」という2点になります。

①自分の希望を死後にも確実に叶えるため

日本の民法上、15歳以上の人は有効に遺言をすることができるとされており、遺言を残すとあなたの財産等について、あなたの希望に沿った処分をすることができるようになります。

しかし、若い世代では遺言などを考える機会はほとんどなく、身近に死を感じた場合や災害に巻き込まれた際に初めて「自分の死後、残った財産はどうしたらいいんだろう」という思考に至るケースがほとんどです。

近年は、日本のあちこちで様々な自然災害が起こっているうえ、晩婚化も進んでいますから、死後のことをきちんと考えるのはむしろ好ましいことかと思います。

生前整理によって不要なものを減らし、あなたがどんな財産を有しているのかを把握することで、あなたの希望を死後に叶えるための選択肢が見えてきますから、生前整理を始める価値はあるでしょう。

②残される家族などの負担を減らすため

大抵の方は、亡くなった時点である程度の財産を持っているかと思いますが、死んでしまった以上は自分で処分することができません。

あなたの財産を処分するのは、残される家族や友人・知人といったあなた以外の人たちになりますから、この人達が困らないように、どんな財産があるのか、どうやって処分してほしいのかを明確にしておくのは非常にありがたいことです。

生前整理では、単に断捨離を強制するというわけではなく、必要に応じて物を減らしたり遺言を行って物の行き先を決めるのが基本ですから、全く手付かずで亡くなるよりは少しでもしておいた方が、残される家族などの負担は絶対に小さくなります。

生前整理の進め方

生前整理の進め方は、下記のような順番で進めるとスムーズに行えます。

  1. 生前整理する為の準備を行う
  2. 生前整理をする部屋を決める
  3. 生前整理する部屋の1か所を決める
  4. 決めた場所にあるものを一度全て出す
  5. 取り出しながら必要・不要に仕分けする
  6. 不要なものはゴミの日に捨てる
  7. 必要なものは再度収納する
  8. 2または3から繰り返す

生前整理の進め方にあるように最初は準備から始めるのが大事です。

いざ整理を始めたのに準備不足であれがない・・・これがない・・・となってしまうとモチベーションも下がってしまいます。

仕分けする為に使うごみ袋や段ボール箱は必ず用意しましょう。

生前整理をする部屋を決める理由は、間違って家全体を生前整理しないようにするためです。一気に生前整理を始めようとすると、途中で挫折する可能性が非常に高くなります。理由としては、「生前整理がされている」という実感が湧きにくいからです。1部屋1部屋生前整理を進めることで、「よし!寝室の生前整理が終わったぞ!次は居間だ!」のように達成感を得られながら進めていくことができるのです。

生前整理で必要・不要の判断を何度もしていく訳ですが、「判断をする」という行為は思っている以上に体力を使います。達成感を得られないと、「生前整理なんてやりたくない・・・」と挫折する原因になりますので注意しましょう。

生前整理で不要だと判断したら、迷わずゴミの日に捨てるようにしてください。高価なものであれば買取してもらってもよいと思いますが、そうでないならば処分してしまう方が良いでしょう。「売れるまで取っておく!」という方もいらっしゃいますが、それだと生前整理がいつまで経っても終わりませんので気を付けましょう。

生前整理で必要だと判断したものは、次に使うことを考えて収納を工夫するようにしましょう。文房具・衣類・食器などジャンルでまとめたり、夏物・冬物など季節でまとめたり工夫して、次に使いやすいようにするのが大切です。

生前整理のメリット

2つの違いといえば亡くなった後に整理するか存命のうちに整理をするかの違いですが、

生前整理をしておくことで、作業の手間や手元に残る財産に大きな違いが生まれてきます。

生前整理のメリットは、大きく以下の2点があります。

  • 家族への負担が減る
  • 相続税の対策ができる

詳細については以下の記事をご参考ください。

遺品整理と生前整理の違いとは?生前整理のメリットとは?

生前整理をやってみる

これを機に生前整理を考えてみるのはいかがでしょうか?

もし、自分で生前整理をするのが大変だというのであれば遺品整理業者に依頼することをおすすめいたします。

遺品整理業者のサービスは幅広くお客様のお困りごとを解決してくれます。

最初から依頼するのではなくまずはお問い合わせをしてみて「ここの業者合いそうだな~」と感じたら依頼してみても良いと思います。

最後に、遺品整理の窓口がおすすめする遺品整理業者をご紹介いたします。

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