遺品整理と特殊清掃はどのような関係?
2022.08.30
遺品整理と特殊清掃は切っても切れない関係です。特殊清掃を行う現場では遺品整理をして汚染箇所の除去や死臭の付いた遺品を片付けないと完全に特殊清掃を終えることができないためです。
特殊清掃が必要な部屋以外については遺品整理をする必要は必ずしもないですが、依頼者の多くは特殊清掃業者に遺品整理も同時に行うことが多いようです。
遺品整理と特殊清掃の繋がり
遺品整理と特殊清掃の繋がりは、特殊清掃が必要な現場では必ず遺品整理が行われるほど密接な関係です。
特殊清掃の現場では、汚染箇所を除去することがまず行われますが、その際に遺品に体液や血液が付着しているケースがあります。
その場合には、体液や血液が付着している遺品を撤去する必要があるために遺品整理を行うのです。
また体液や血液が付着していなくても、死体から発生した死臭が遺品に付着しているケースもあります。
この場合でも遺品を撤去しておかないと特殊清掃が完全に終わらないので、遺品整理が必須になるのです。
特殊清掃と遺品整理がセットにならないことは、特殊清掃が必要な部屋に遺品が何もないケース以外にはあり得ません。
しかし、特殊清掃が必要な部屋以外では遺品に死臭などが付着していないならば、無理に遺品整理をする必要はありません。
一軒家の家が広くて亡くなっていたのが1階だった場合に、2階の遺品整理は行わなかったというケースがあります。
特殊清掃が必要な状況によって遺品整理が必要な範囲が決まると覚えておきましょう。
遺品整理と特殊清掃の違い
遺品整理と特殊清掃の違いは、遺品整理は遺品を必要・不要に仕分けしながら部屋を片付けていく行為ですが、特殊清掃は死体の汚染箇所を除去や死臭の消臭、部屋全体の除菌する行為になります。
特殊清掃の現場では殆どの場合で遺品整理が必要になりますが、遺品整理の現場では孤独死や自殺が発生していない限り特殊清掃は必要ありません。
遺品整理の現場で、昔からの臭いを除去するためのハウスクリーニングとしての位置づけとしての消臭は特殊清掃ではなく、単なるハウスクリーニングとなります。
遺品整理と特殊清掃業者の選び方
遺品整理と特殊清掃業者の選び方は、お問い合わせやお見積り時の対応を見て判断するのが一番大切です。遺品整理や特殊清掃は最終的には依頼してみないと、その業者が正しかったかどうかは判断することができません。しかし作業を依頼してしまうと費用を支払う必要があるために、遺品整理・特殊清掃業者選びは慎重になる必要があるのです。
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