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一周忌とは?その意味や挨拶の方法を6パターンに分けて徹底解説!

一周忌とは?その意味や挨拶の方法を6パターンに分けて徹底解説!

一周忌とは

一周忌法要とは、亡くなった日から1年目の命日に行われる供養するための行事です。

年忌法要のなかでも、一番重要とされている行事になります。

一周忌法要には、遺族や親族、友人、知人など、親しかった人達が参列します。

僧侶の読経の後、焼香・食事をするのが一般的な流れとなっています。

1年目の命日が平日に当たってしまい、仕事や学校で都合が悪い場合には、日にちをずらし行うこともできます。

ただし、その際は命日の後ではなく前倒しをするのが慣わしです。

基本的には1年目の命日の日に行うのが1周忌法要となります。

一周忌などの年忌法要5種類

一周忌法要 5種類

一周忌などの年忌法要には、全部で下記の5つのようなものがあります。

  • 一周忌(満1年)遺族・親族と友人・知人が参列し法要が行われる。
  • 三回忌(満2年)遺族・親族と友人・知人が参列し法要が行われる。
  • 七回忌(満6年)遺族・親族で供養する。
  • 十三回忌(満12年)遺族だけで供養する。
  • 三十三回忌(満32年)遺族だけで供養する。

このように、年忌法要には5つあります。

それぞれの年忌法要に対して、集まり参列する人たちや、法要の内容も違っています。

一周忌法要の流れについて

一周忌法要 流れ

一周忌法要の流れは、次のような流れが一般的になります。

  • 1.僧侶の入場(僧侶は祭壇の前に座り、祭壇を中心とし、右側が施主・遺族、親族の席・左側が近親者・友人など知人の席になります。祭壇に近い上座には、故人と縁が深かった人が座ります。)
  • 2.施主による挨拶
  • 3.僧侶の読経
  • 4.焼香(最初は施主、その後は上座に座っている人から焼香します。)
  • 5.僧侶の法話
  • 6.墓参り(墓地が近い場合のみ。)
  • 7.施主の挨拶
  • 8.食事(お斎)

このような流れが一般的とされています。

一周忌を行う前に準備する7つのこと

一周忌法要 準備すること

一周忌法要までに準備しておくこと7つを紹介していきたいと思います。

1.日程を決める

一周忌法要を行うときは、まず初めに日程を決めます。

2.会場を決める

自宅でする方もおられば、お寺やホテルなどの場所を借りて行う方もおられます。

3.食事の手配

法事で利用することを伝えた上で、料理や料理店などを予約します。

4.お寺へ連絡する

菩提寺がある場合には菩提寺に連絡します。

霊園や墓地を利用している場合は、葬儀の際にお世話になったお寺に連絡します。

5 .出席者へ案内をする

遺族・親族だけなど小規模で行う場合は電話で連絡してもいいでしょう。

会社関係など規模が大きい場合は、案内状を送ります。

6.引出物を手配する

金額の相場は2,000円~1万円が一般的です。

7.お布施を用意する

僧侶にお渡しするお礼は、お布施、僧侶がお斎を辞退した場合には御膳料を用意します。

一周忌には香典を用意する

一周忌法要 香典

一周忌法要に出席するときには、「香典」を用意します。

香典とは、葬儀で死者の霊前等に供える金品のことを言います。

「香」の字が用いられるのは、香・線香の代わりに供えるという意味がるからです。

香典の代わりに、お線香やろうそく、お花などのお供え物の形で持参されるケースもあるみたいです。

香典は、香典袋に入れて、葬儀あるいは告別式の際に遺族に対して手渡します。

香典袋は、不祝儀袋と呼ばれるもので、水引の色が黒白で、結い方が淡路結びか結び切りになっているのが一般的です。

金額相場ですが、法要の場合は種類によっておおよその金額が決まっている場合が多いです。

一周忌まではだいたい、1万円~2万円と言われています。

一周忌の挨拶【開始の際】

一周忌法要 開始の挨拶

一周忌法要の始まりは、喪主の開始の挨拶から始まります。

開始の挨拶は、簡単な挨拶にした方がよいでしょう。

下記の例文をご覧ください。

例文「本日は、お忙しい中皆様お集まりいただき、誠にありがとうございます。

これより故○○(戒名・法名)の一周忌法要を始めさせていただきます。

(住職に向い)それではご住職、よろしくお願いいたします。」

故人を法要の席で紹介するときは、戒名(法名)にするのが正式とされています。

ですが、身内の方などが中心の一周忌法要のときは、故人の生前の名前の方でもいいでしょう。

その場の雰囲気にもよるのですが、事前にお寺に確認してみてもいいでしょう。

一周忌の挨拶【終了の際】

一周忌法要 終了挨拶

一周忌法要が終わると、喪主から一周忌法要の終了の挨拶を行います。

喪主の挨拶は、下記のような例文のように、簡潔な挨拶がいいでしょう。

例文「本日は、お忙しい中ご出席を賜り、ありがとうございました。

お陰様で故○○の一周忌法要を無事終えることができ、故人も安心し喜んでいることと存じます。 

皆様には今後も変わらぬご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

ささやかではございますが、別室にお膳をご用意しております。

ご多忙とは存じますが、お時間が許します限り、故人を偲び、おくつろぎいただければ幸いです。本日は誠にありがとうございました。」

このように、終了の挨拶を行います。

一周忌をしっかりと理解しよう

1周忌は法要のなかでも重要な行事となります。

理解をして恥ずかしいことにならないように気をつけましょう。

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