【保存版】ガスボンベの捨て方(処分方法)5つの手順!爆発事故に注意
2019.11.22
はじめに
最初に知っておかなければいけないのは、ガスボンベの扱いには細心の注意が必要という事です。
ガスボンベと言えば暖房器具や、カセットコンロ等色々な場所で使われています。
日常生活に密接に結びついた物ですが、ガスを使っている以上、扱いや処分法を間違えると火事になりますし爆発事故に繋がったケースもあります。
そこで今回、ガスボンベの正しい捨て方と処分について見ていきます。
ガスボンベの捨て方(処分方法)5つの手順とは
最初に風通しの良い屋外に移動します。
そしてガスボンベの中身が残っていないか確認して下さい。
中身が残っていた場合は出し切る様にします。
後は自治体が缶に穴を開けて欲しい等の処理を指示していたらそれに従い、指定のゴミの日に出すだけです。
自治体の広報等で詳細な処分法が載っている事も多いので、心配な場合は1度熟読してみる事をお勧めします。
慣れてしまえば手間取りませんが、決して省いてはいけない段取もあるので、そこは特に注意して下さい。
風通しの良い屋外へ移動する理由について
最も注意すべき段取ですが、ガスボンベを処分する時には屋外でする事が基本です。
換気を良くすれば良い等という見方をする人も居ますが、ガスは気体である以上、部屋の中の思わぬ物に反応する事があります。
静電気や隣室のヒーターの熱に反応し爆発炎上したケースも報告されているので、油断してはいけません。屋内駐車場等も、屋内扱いになるのでそこは特に注意する事です。
ガスボンベのノズル部分を下にしてガス抜きを行う事とは
残りがあった場合は、ガスボンベのノズル部分を地面に押し付けて噴射し切る様にします。
この時、普通に宙に向けて放射したりするとガスが気体として残留してしまい、事故に繋がる事がありますが、押し付ければ問題ありません。
メーカーによってガス抜き機構が付いている事もあるので、見つかった場合はその指示に従う事です。
ガスボンベの中身が残っていないかを確認する事について
この段取も重要ですが、中身を確実に処分出来ているかをボンベを振って必ず確認します。
この時液体音が戻って来る様ならばガス抜き作業に戻って下さい。
面倒だから後は出してしまえば良いという事で雑にしてしまうと、ゴミ回収の時に爆発してしまう事があります。怪我人を出さない為にも、中身の処理は徹底する様にします。
自治体が指定した処分に従う
自治体によってはガス抜きを行った後のガスボンベに穴を開ける事を推奨しているケースもあります。
この時重要なのが、必ずガス抜きを完了させてから作業に入る事です。
空に違いないと確認しないまま穴を開けようとして、爆発したケースもあるのでガス抜き作業を必ず先行させて下さい。
ガスボンベを指定のゴミの日に出す
ガス抜き作業が終わったガスボンベは普通のゴミの日に出すのではなく、透明なビニール袋に入れた上で指定された日に出す様にします。
注意事項としては、自治体によって
- 不燃ゴミ扱いだったり
- 資源ゴミ扱いだったり
区分けが違うケースがある事です。
引っ越しをした様な場合には、誤認する事も多いので必ず確認する事をお勧めします。
ガスボンベを捨て方(処分方法)は自治体によって様々
大体の場合で共通しているのは、ガス抜きをした上で処分する事で穴あけ作業は、作業中の事故で負傷する人も多い事からしないでも良いとなっているケースもあります。
そこは事前に調べて裏取りをした方が良いですが、安全面でどうしても心配な場合はメーカーの電話相談に掛けてみる事も1つです。
処分方法についての相談はかなり多いので、確実を期したい場合には頼ってみる事をお勧めします。
ガスボンベの捨て方(処分方法)は不用品回収業者に依頼も可能
ガスボンベの処分がどうしても手間であったり、数が多くてガス抜き作業に時間を相当見なければならない様な場合には、有料になりますが資源回収業者に引き取ってもらうのも1つです。
未使用である事が前提となりますが、不用品回収業者が3000円前後、もしくは1本300円程度で引取ってくれます。
ガスボンベ以外にも引取ってほしい物がある場合には、依頼を出せば一括で済みます。
電話相談も気軽に受けてくれる所が多いので、気になった場合はチェックしてみて下さい。
業者を知りたい場合はぜひ弊社にご連絡ください!
ガスボンベをLPガス協会に引き取ってもらう事について
ガスボンベの種類によってはサイズの関係等で、個人処理が出来ない様な場合がありますが、その時はLPガス協会に連絡して引取ってもらうのも1つです。
東京都LPガススタンド協会や大阪府LPガス協会等が代表的ですが、他に埼玉県や神奈川、京都といった大都市にもLPガス協会の支部があります。
LPガス関係全般の相談窓口も開設されていますので、処理に困っている場合には相談してみる事をお勧めします。回収も含めて、手順をしっかり教えてもらえます。
サイトはコチラ➡日本LPガス協会
ガスボンベの使用期間に注意する
ガスボンベは大体7年程度の使用期間が限度とされており、それ以上は使用期限切れになる事が多いです。
8年以上の物でも使える事もありますが、異臭がする上、外見に錆も出ている様な場合には使用を中止して廃棄する事をお勧めします。
中身のガスがダメになるのではなく、劣化速度が速いゴムパッキンが寿命を迎えてしまうからですが、想定外の所から漏れが起きたりすると事故にも繋がりやすいです。
火災にも繋がる恐れのある物なので、勿体無いと思っても安全の方を優先する様にして下さい。
ガスボンベが爆発する危険
ガスボンベの分類には除菌や消臭スプレー等も入る事は特に注意しないといけません。
近年、1000本単位のスプレーを屋内で自己処理しようとして、建物と周辺家屋を巻き込む爆発事故を起こすという事故が複数発生しています。
死者と重傷者が出てしまった事故もありますが、雑な処理作業は爆弾を炸裂させるのと大差無いと思ってください。
数が多く個人処理が難しい場合には、業者に依頼する事にもなりますし、その分、お金が掛かる様な事もありますが安全には変えられません。
絶対に雑にしてはいけない、危険な作業であるという認識を持つ事が重要です。ボンベの要素がある物には、特に注意をお勧めします。
札幌不動産仲介店舗ガス爆発事故
2018年12月16日に北海道札幌市豊平区でガス爆発するという事故がありました。
木造2階建ての雑居ビルで爆発が発生し、52人が負傷した大きな事故です。なんと爆発音は15 km離れた江別市内でも聞こえたみたいです。
自分のビルだけでなくその周辺の建物すべてに影響を及ぼす力を持っているので、気をつけましょう。
当時の記事はコチラ➡札幌爆発事故
ガスボンベの捨て方(処分)には気をつけましょう
屋外での処理と、残りがある場合は拡散しない様に、地面に押し付けて空になるまで噴射する事を厳守する事です。
事故防止の為に絶対に省けません。
吸引防止の為にマスクや新聞紙を用意する事も選択肢と言えます。
後は困った場合には資源回収業者に引き取ってもらうのも1つですが
- 住所不定
- 回収車に社のロゴが無い
- 見積もりをしてくれない
という様な場合は悪徳業者の可能性が高いです。
特に産業廃棄物収集運搬の許可の有無は必ず確認するようにしましょう。
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