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グリーフアドバイザーってどんな仕事?資格は1日間の講習で取得出来る?

グリーフアドバイザーってどんな仕事?資格は1日間の講習で取得出来る?

グリーフとグリーフケアの意味は?

グリーフの意味は死別による喪失感と、それに対処するための立ち直りの思いが身体上に不愉快な反応・違和感を示す経験のことです。

このようなグリーフな状態にある人に対して、寄り添い援助することをグリーフケアといいます。

死別経験者は感情を抑え込み、十分に悲しむことが出来ず長年にわたって末処理感をくすぶる人と、感情のゆさぶりに苦しむ人がいます。

このゆさぶりの期間は人生危機の時期でもあり、正しい対処さえ行えば、発想や生き方までも変えうるようなエネルギーをも秘めている時期でもあります。

グリーフに陥り、不慣れな環境に押し込まれた死別経験者に対して、耳を傾けさりげなく寄り添うサポート・ケアがあることは自ら進むべき道を確認するきっかけにもなります。

今回はそのグリーフケアを行う

  • グリーフケア・アドバイザーとはどんな仕事なのか
  • 資格はどうすれば取れるのか
  • どういった人に向いているのか

について紹介していきます!

グリーフケア・アドバイザーとは

グリーフケアアドバイザー とは

グリーフケアアドバイザーとは、グリーフケアに関する正しい知識とアプローチ方法を取得した専門家のことです。

グリーフケアケアアドバイザーになるためには、一般社団法人日本グリーフケア協会が認定している資格を有している必要があります。

このグリーフケアアドバイザーは死別経験によるグリーフから自力で抜け出すことが出来ず、すべての物事がネガティブな方向に向かっていく人に向けて寄り添いサポートすることが求められます。

サイトはコチラ➡一般社団法人日本グリーフケア協会

グリーフケア・アドバイザーの仕事内容は?

グリーフケアアドバイザーの仕事では、死別などによる精神的不安を抱えた人に対して、悲しみやショックを癒します。

癒すための実践を行うには、正しい知識と正しいアプローチ方法が求められます。

グリーフケアアドバイザーの仕事では、グリーフの反応や日本人の主たる反応などに基づいて寄り添いサポートするための適切な対応方法を実践します。

グリーフケア・アドバイザーの資格のとり方は?費用は?

グリーフケアアドバイザー 資格 費用

グリーフケアアドバイザーの資格の取り方としては、「一般社団法人日本グリーフケア協会」の認定を受ける必要があります。

この認定資格は、18歳以上の人が認定講座へ参加することによって取得することができます。なお、認定講座後にテストなどは設けておらず、講座への参加のみで取得できる資格です。

グリーフケアアドバイザーの資格分類としては、2級・1級・特級に区別されています。

1級のグリーフケアアドバイザーになるためには、2級の資格を保有している必要があり、特級においては、日本グリーフケア協会の推薦が必要になります。

グリーフケアアドバイザーになるための認定講座は年間2回開催されています。2級は1日間、1級は2日間、特級は3日間の講座受講をする必要があります。

申し込みは、日本グリーフケア協会のホームページ上のフォームから行い、所定の手続きを踏むことで認定講座へ参加できます。

サイトはコチラ➡グリーフケアアドバイザー

グリーフケア・アドバイザーの費用は級によって異なる

グリーフケアアドバイザーの資格認定にかかる費用は級によって異なります。なぜならば、開催される期間も異なる上に、学ぶこともことなるからです。

2級の資格認定講座では、グリーフケアの基本や悲嘆のプロセス、遺族の心情や死別悲嘆の援助法及び注意点などの基本的な知識を座学を中心として学びます。

2級の資格認定講座の受験資格は18歳以上で費用は32,400円かかります。

1級グリーフケアアドバイザーの資格認定講座は2日間実施され、専門性の高いカリキュラムが組まれています。

グリーフケアの経緯や予期による心痛、複雑な悲嘆や自助目標と遠州法グリーフケア実施時の注意やグループ療法などです。

これらは、グリーフケア実践には欠かせない学習内容で、グループワークなどを通してアドバイザー同士の交流をもつこともできます。

1級のグリーフケアアドバイザーにかかる費用は、54,000円です。

グリーフケア・アドバイザーの仕事が必要な理由

グリーフケア 仕事内容

グリーフケアアドバイザーの仕事が必要な理由は、人がいつ死別を体験して悲しむことになるか、予期しにくいことがあります。

死別を体験し、悲しみによって、自分の世界観などがかわるほどの変化が起きてしまうと、心理的・社会的孤立が起こる場合もあります。

特に、自分以外の人が重度の病などにかかった場合に心の準備をする余裕はあまりありません。

予期しにくい死別による心理的・社会的孤立に陥らないためにも、死別に対する悲しみのケアを行う人が必要なのです。

グリーフケア・アドバイザーの仕事に向いてる人は?

グリーフケア 葬儀

グリーフケアアドバイザーの仕事に向いている人は、職業上人の死に直面することが多い人です。

実際に、資格保有者の多くは

  • 葬儀関係者
  • 病院関係者
  • 介護関係者

などです。

主たる仕事に加えたスキルとして、グリーフケアアドバイザーの資格を取得することで、遺族の人などに対しても適切な対応ができます。

グリーフケア・アドバイザーは悲しみを癒やす大切な仕事

グリーフケア・アドバイザーは悲しみを癒す大切な仕事です。

死別体験者にとって死別は、世界観が変わるほどの変化があります。

この死別体験者の変化は、正しく対処を行うことによって、発想や生き方までも変えるエネルギーがあります。

正しく対処を行うためには、専門的な知識と適切なアプローチ方法が必要です。

死別は、予期しにくく身体的に、精神的に、また日常生活にも変化を起こします。

この変化に正しく対処することは死に直面することが多い人にとって大切な仕事の一つではないでしょうか。

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