なぜ自宅に虫が湧くのか?その3つの理由と解決策を徹底解説!【2020年版】
2020.01.11
はじめに
畳の上に座っていると、虫に刺されたようなかゆみが出ることがあります。
もし長年畳替えをしていないのなら、畳にたくさんの虫が湧いていることが原因かも知れません。
ここでは
- なぜ畳に虫が湧くのか
- その理由や対策方法
についてご紹介します。
なぜ虫が湧くのか?3つの理由を解説
古い畳には食べかすやホコリが溜まりやすく、それをエサに虫が増える傾向にあります。
畳に限らず、家の中は虫が湧く条件が揃う場所がたくさんあり、増えていることに気づかないことも。
なぜ虫が湧いてしまうのか、それには3つの理由が影響しています。
虫が湧く理由1.衛生面に問題がある
コバエやゴキブリは、腐敗臭を好む傾向があります。
特に生ゴミのある台所は湧きやすく、台所でコバエが飛んでいるのを発見する人も多いのではないでしょうか。
台所以外でも、食べ残しや汚れた食器を長期間を放置した場合、腐敗臭が発生する原因になります。
虫が湧く理由2.キッチンが汚い
生ゴミをこまめに捨てても、汚れが残っているとそれをエサに虫が湧く可能性が出てきます。
キッチンは水をよく使う場所で、水回りは常に湿っている傾向がありますが、ジメジメした環境を好む雑菌なども集めてしまう原因になります。
湿度とともに温度が高い場合は、その可能性が更に高くなります。
虫が湧く理由3.虫が成長するスピードが早い
虫が湧くという意味は、1度に大量発生するということですが、それは成長するスピードが早いためです。
中には大量に卵を産み、それが孵化するまでたった1日というものもあります。
孵化した幼虫が成長し、卵を産むサイクルも入れると、なぜきれいにしても大量発生してしまうのかがわかります。
虫が成虫になるまでは9日間
例えばショウジョウバエの卵は、植え付けられてから孵化するまで1日です。
幼虫(ウジ虫)でいるのは4日ほどで、その後さなぎの状態になります。
それからさらに4日後には成虫となり、卵から成虫になるまでたった9日です。
成長が早くても卵の状態で捨てることができれば問題ありませんが、卵はとても小さく、見つけることが難しいとされています。
肉眼で見える状態はすでにさなぎになっているので、卵を探すよりもこまめに生ゴミを捨てたり、汚れを残さないように掃除することが最善の方法と言えるでしょう。
湧いている虫の種類について
家に湧く虫は1種類ではなく、場所や物によって種類が違ってきます。
具体的に対策をとる前に、どんな種類が、なぜそこに湧くのか、意味を知ることが大切です。
お米に湧く虫について
お米には、コクゾウムシやメイガなどが湧きます。
コクヌストモドキもお米に湧く虫として知られていますが、コクゾウムシやメイガより発生頻度は低い傾向にあります。
なぜお米に虫が湧くかというと、お米を保存している容器に隙間があり、そこから侵入し増殖します。
コクゾウムシなどは米袋を破って中に侵入する場合もあります。
隙間の他に温度も関係しています。
お米に枠虫は、気温が20度以上になると活発になるため、暖かい季節は特に注意が必要になります。
畳に湧く虫について
畳に湧く虫で知られているのはダニですが、ダニ以外にもジバンムシやヤマトシミ、チャタテムシなどさまざまです。
中には人に危害を加えないものもいますが、ツメダニやジバンムシなど人を指すものもいます。
畳に虫が湧く原因は、畳の隙間に残された食べかすや人の皮膚、カビ、ホコリ等です。
なぜたくさんの種類が畳につきやすいのか、理由はいろいろありますが、畳にはいろいろな食べ物やゴミが残され、それぞれ好みの虫を集めてしまうことが考えられます。
ドライフラワーに湧く虫について
ドライフラワーを好む虫は、ジバンムシの中でも乾燥物を好む、ジンサンシバンムシとタバコシバンムシと言われています。
なぜこれらのジバンムシがドライフラワーについてしまうかと言うと、知らない間に室内に侵入して増殖したことが考えられます。
虫を湧かせないための解決策
虫が湧く原因はいくつかありますが、逆に湧かせないためにできる対応策も複数あります。
基本は虫が湧く環境を作らないように、その要因を断ち切ることがポイントになります。
虫を湧かせないための解決策1.掃除をしっかりする
しっかり掃除をしてもなぜ虫が湧いてしまうのか、という場合は、掃除が行き届いていない部分があるからかも知れません。
コバエなどが発生しやすいシンクや排水溝、ご水皿受けや三角コーナーを重点的に、徹底的に汚れを落とすようにしましょう。
食べ物のカスが残りやすいシンクは、1日1度漂白剤で仕上げるようにします。
普通のスポンジまたはメラミンスポンジを使い、汚れを落としていきます。生ゴミは三角コーナーにためず、毎日捨てましょう。
ゴミ受け皿も同じことが言えます。
できれば1日の終わりまたは定期的に、三角コーナーやゴミ受け皿を漂白剤でつけ置き洗いすると良いでしょう。
キッチンの排水溝は汚れやすく、放っておくと虫が湧く原因になります。排水口の汚れは常にチェックし、汚れてきたらブラシを使って掃除します。
虫を湧かせないための解決策2.生ゴミはこまめに処理をする
生ゴミに水分が付着していると、その分腐敗が早く進み、雑菌も繁殖しやすくなります。
捨てる時はできるだけ水気を切ってから捨てるようにするだけでも、虫の大量発生を防ぐことにつながります。
水切りだけでは不十分と感じたら、読み終わった新聞紙などにくるみ、水気を取るという方法もあります。
もし新聞紙がなければ、ペットシーツを代用するというのも良いでしょう。
湿度が高く高温の日が続き、その間生ゴミをためる必要がある場合は、冷凍庫で保管するという方法もあります。
ゴミを冷凍庫に入れるというのには抵抗があるかも知れませんが、凍らせてしまえば、腐敗も臭いの発生も防ぐことができます。
虫を湧かせないための解決策3.駆除グッズを準備しておく
虫は肉眼では見えないような小さな隙間から侵入することも可能で、どんなに気をつけても大量発生してしまうリスクは避けられません。
万が一虫が発生した時に備え、駆除剤を準備しておくことをおすすめします。
さまざまな駆除剤が市販されていますので、発生しやすい種類に合わせたものを選ぶと良いでしょう。
手軽に使えるスプレー式の駆除剤がおすすめです。
虫が湧いた場合の解決策
予防策と同時に、虫が湧いた時の解決策も知っておくと、いざという時に便利です。
解決策は発生する種類や湧く場所によって変わります。
それぞれに合った解決方法を把握するようにしましょう。
お米に虫が湧いた場合の解決策
お米に虫が湧くおもな原因は隙間にありますので、お米は密閉容器に保存することが基本です。
湿度や温度が高い季節は、お米を冷蔵庫に入れて保存します。
それでも心配なら、市販されている虫よけを利用してみてはいかがでしょうか。
畳に虫が湧いた場合の解決策
畳に大量の虫を発見した時の応急処置は、畳の目に沿って丁寧に掃除機をかけることです。
畳のカビやホコリはダニなどのエサになりますので、消毒用のエタノールを使って畳を拭くと効果的です。
焚くタイプの駆除剤も畳に湧いた虫の駆除に効果的ですが、畳に向かないものもあるので注意が必要です。
もし長年畳替えをしていなかったら、この機会に防虫加工の畳に替えることを検討しても良いでしょう。
ドライフラワーに虫が湧いた場合の解決策
できれば、発生源となっているドライフラワーは処分します。
焚くタイプの駆除剤の中には、ジバンムシに効くタイプのものがありますので、それを使うと部屋全体の成虫の駆除が期待できます。
卵や幼虫には効果がないため、期間をあけて使用する必要が出てくるかもしれません。
虫が湧く3つの理由と解決策まとめ
なぜ家に虫が湧いてしまうのか、その理由はいくつかあることがわかりました。
大量発生する場所は、キッチンに多い傾向がありますが、その意味は、ハエやゴキブリなどは腐敗臭や汚れ、水分を好むという特徴にあります。
日頃から大量発生しないように対策をとると同時に、虫が湧いたときに備えて解決策を知っておくことが大切です。
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