【100円ライターの捨て方】東京・横浜・大阪などの分別方法を解説!
2022.02.08
はじめに
スーパーのレジ横や100円ショップに置いてあって、手軽に購入できるライターは非常に身近な道具です。
そしてほとんどが使い捨てタイプで、中に入っている燃料がなくなれば捨てることになります。
ただ仮にも火を付ける機能を持った道具なので、捨て方を疎かにすると回収や処理作業をしている時に引火する怖れもあり危険です。
そうならないためにも、正しい方法で捨てる必要があります。
また自治体ごとでも捨て方が異なるので、それらもまとめて確認していきましょう。
100円ライターの捨て方は注意が必要
ライターを捨てる際に最も危険に繋がりやすいのは、残っているガス部分です。
少しでも燃料があると、ちょっとした火種だけで簡単に引火してしまう怖れがありますので、ガス抜き作業が欠かせません。
そして火が出る機能を完全に失わせるために、水に浸す作業をするとより安全性が高まります。
これらの作業は、正しく行なうとそこまで難しいものではありません。
また場合によっては、分解が必要になることもあります。
上部の火が出る周辺は金属、それ以外はプラスチックでできていて、それらを別々のごみとして出す場合です。
ライターを分解するのは危ない
100円ライターは安いため、構造自体は非常に単純にできています。
そのため工具さえあれば、自分で分解するのも不可能ではありません。
分解をするだけであれば、着火の火種を発生させる部分やガスが入っているところにも触れることになります。
そして最悪の場合は残っているガスに引火してしまう怖れがあるため、分解するのは止めておきましょう。
捨てる際に分解を指定している自治体もほとんどありません。
100円ライターのガス抜き5つの手順
ガス抜きをする際にはまず、レバーを押して火を着けます。
そこからレバーを押したままその火を消すと、ガスが出続けている状態になります。
ガスがなくなるまでその状態を維持しなければなりませんが、指で押しっぱなしでいると疲れてしまうので、テープなどで固定します。
後はそのまま出るガスが充満してしまわないように、風通しが良い屋外に置いておくだけです。
残りのガス量が少なければ数十分で完了しますが、念のため半日から1日程度置いておいた方が確実です。
その際に周りに火種になりそうなものがないかをよく確認しておきましょう。
100円ライターを水に浸す
必須のガス抜き作業をしても、目に見えないため少量が残っているかもしれません。
それに火が着くのを防ぐために、火種そのものが生まれないように水に浸しておいた方が無難です。
特に気を付ける部分はなく、ただ溜めておいた水に投入するだけで大丈夫です。
予防措置としての意味合いが大きいので、内部までしっかり水が入り込めば、長時間浸しておかなくても問題ありません。
100円ライターの捨て方【東京・横浜・大阪・名古屋の場合】
ライターは処理次第で危険に繋がる怖れがあるので、普通に捨てられるごみの中でも特殊なタイプと言えます。
そのためごみとしての取り扱いは、自治体ごとに大きく異なります。
そして出しても良い曜日や出し方など色々な部分が変わってくるので、安全のためにもあらかじめ把握しておかなければなりません。
具体的にはどのような捨て方が指定されているのか、日本で主要な
- 東京
- 横浜
- 大阪
- 名古屋
の4つの自治体を例にして見てみましょう。
100円ライターの捨て方(新宿区の場合)
新宿区でのライター類は、金属・陶器・ガラスごみの一部として取り扱われます。
そして月2回ある回収日に、資源ごみに対応している集積場に出します。
通常の金属・陶器・ガラスごみであれば、60リットル程度のポリ容器か中身の見える袋に入れるのが基本ですが、ライターの場合は袋に限定されています。
また他のごみと一緒にするのはダメで、危険性がある種類のみを別の袋に入れなければならない点に注意しながら、なるべく使い切った状態にしてから出します。
サイトはコチラ➡新宿区 金属・陶器・ガラスごみの出し方
100円ライターの捨て方(横浜市の場合)
横浜市では、使い捨てタイプのライターであれば燃やすごみとして出すことが可能です。
週に2回も捨てる機会があるので、不要になったらすぐに処分できます。
ただそのためには、中のガスを使い切っていることが条件です。
もし火が着く機能が故障していて、燃料が十分に残っているのに捨てなければならない場合は、収集事務所に連絡をします。
区ごとに事務所が設置されているので、電話連絡でも良いですし、直接足を運ぶのもそう難しくはないでしょう。
サイトはコチラ➡横浜市 ごみと資源物の出し方一覧表
100円ライターの捨て方(大阪市の場合)
・大阪市でライターを処分する場合は、普通ゴミ扱いになります。
上限は直径30cmに設定されていますが、それを超えることはまずないはずです。
捨てる際には
- しっかりと中身の燃料を空にして
- できれば着火機能も働かないようにした
- 火の気がなくなった状態
にしてください。
特にガスは完全になくさなければならず、ガス抜きの方法も提示されているほどです。
それを参考にしながら、レバーを押しても火が着かないことを確かめてからごみにしましょう。
サイトはコチラ➡大阪市ごみの捨て方
100円ライターの捨て方(名古屋市の場合)
名古屋市ではライターをガスボンベと同じように発火性危険物として取り扱い、資源ごみで回収します。
そのため資源ごみの指定ごみ袋か、中身が見える袋に入れて出します。
出すタイミングは可燃ごみと同じですが、それとは少し離れた場所に置くようにしましょう。
原則では使い切った状態でごみにする必要があり、スプレー缶類の穴空けが不要になったからといって、ライターのガス抜き作業をしなくてよくなったわけではないことに注意しなければなりません。
大量にあるライターの捨て方は?
手元に処分しなければならない100円ライターが大量にある場合は、ひとつひとつガス抜き作業をするのも非常に大変です。
まとめて処理できる方法もないわけではありませんが、回収ボックスを利用した方が簡単に済ませられます。
使い終わった分をただ投入するだけで大丈夫で、ガスが残っていても問題ない場合も多いです。
回収ボックスは自治体主導で設置されるのが基本なので、役所や公民館といった施設に置いてあります。
手元にまだ使い終わっていない段階でも、何かの用事の際に足を運んだ時にでも設置してあるかどうかを確認しておくと良いでしょう。
業者にライターを売ることも
様々なものの買取を行なっている業者が取り扱う中には、ライターも含まれます。
そして基本は使い捨てではない有名ブランドから発売された製品が対象です。
しかし使い捨て製品の中にも、デザインや発売されたきっかけなどでプレミアが付くかもしれません。
また未使用分の量が多くても買取の対象になる可能性があるので、手持ちのライターが条件を満たしそうであれば電話で問い合わせをしてみるのも良いでしょう。
ライターの捨て方を間違えると大きな事故に
ごみを出すと収集車に一時まとめられてから、集積場で処理されます。
収集車の中はごみが詰まっていて、お互いが押し合っている状態です。
そんな中にまだ機能できるライターがあれば、レバーが押されて火が着く怖れがあります。そこから周囲のごみに燃え広がることで、大規模な火災に繋がりかねません。
そして収集車の中で、ライターが原因となって引き起こされたと考えられる火災は実際に何件も起きています。
そのためごみを出す側の意識が、火災予防に大きく繋がります。正しい手順を把握しておいて、機能を失わせたごみにすることが大切です。
火曜日の放火魔事件
1976年の11月に起こった悲惨な事件。
新宿のビルでライターに火をつけた犯人が新聞紙を燃やし、そこからダンボール、ポリ容器などが燃えました。
その後も周辺で約12件の放火事件があり、毎週火曜日にその放火が行われることから「火曜日の放火魔事件」と言われ有名になりました。
11月は冬で非常に乾燥しており、ライターの火でも非常に危ないことが分かります。
ライターが爆発することも
ライターは内蔵しているガスを着火口から少しずつ放出することで、小さな火を長時間維持できるように作られています。
しかしガスの量がまだ十分に残っている状態でごみとして出されると、プラスチックの本体にひびが入るなどで、
着火口とは違う部分からガスが一気に噴出することも考えられます。
そうなるとただの出火という規模ではなく、爆発になってしまう危険性もあります。
そんな爆発を予防するためにも、ガス抜きは必ず行なわなければなりません。
100円ライターの捨て方が分からない場合は?
ライターを一般ごみで出す場合の具体的な内容は、住んでいる自治体によって異なります。しかし、分別表にも載っていない場合があります。
そんな時は検索してしまった方が手っ取り早いです。
自治体名とライター捨て方という単語を組み合わせるだけで、真っ先に結果で表示されるはずです。
ただ検索は全国規模で行なわれて、全国には同じ名前の自治体も少なくありません。
そのため間違えていないかどうかを、都道府県名から確認するようにしましょう。
100円ライターを不用品回収業者に持っていってもらうこと
ごみとして出す以外にも、週末などにトラックで回って来る回収業者が引き取ってくれる場合があります。
近くにある店舗に持ち込んでも良いでしょう。
しかし場合によっては料金が発生することもあるので、自分で処理する労力と天秤にかけて、どちらの方がより手軽に済ませられるかで選ぶと良いです。
どの業者が良いのか分からない場合のために今回はオススメの業者を紹介します!
ライターなどの不用品回収の優良業者を探している場合は?
ライターなど家にあるものの処分をご自身で行うことが難しい。そう言った場合には優良な業者に依頼されることをオススメします。
東京だけでも100を超える業者がありますので、その中から良い業者を探すことは難しいです。
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100円ライターの捨て方は慎重に
身近にあって簡単に手に入る反面、100円ライターは捨てる際に様々な注意が必要です。
ただガス抜きをするなどの作業やルールを守ること自体は、そこまで難しくはありません。
それだけでごみ処理を行なう人の安全に繋がるのだと考えて、住んでいる自治体の基準をしっかり把握しておいて、正しい処分ができるようにしましょう。
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