【廃品回収者にはご注意を!】その見極め方3つを教えます( 2020年最新版 )
2020.02.03
廃品回収車の「無料」には注意が必要
皆さんは廃品回収車は、ほとんどが軽トラックで音声を鳴らし回収無料を宣伝しているイメージを持っている人が多いと思います。
ですが、実は適正な営業を行なっている不用品回収業車は軽トラックで営業に回ることはほとんどありません。
適正な営業を行っている業者は、ちゃんと事務所を設けそこで仕事を受けています。
つまり、軽トラックで無料回収を行っている業者はほとんどが違法営業なのです。
違法営業で回収された、処分品は正しい処分法で処分されるとは限らないので十分に注意が必要になってきます。
どんな危険性があるのかを、しっかりと理解しておきましょう。
危険な廃品回収車1.不法投棄を行っている
一般廃棄物収集運搬業許可を持っていない業者は、市区町村の処分工場へ廃棄物を運び込み処分することができません。
なので、回収した処分品は不法投棄を行っている可能性があります。
特に、再利用のできないような物は不法投棄される確率が高いのです。
不法に投棄された場合は、回収品の所有者であるあなたに責任を問われる可能性があるのです。
営業違法の廃品回収車の場合は、引き取った時の証明書のようなものが発行されません。
つまり、引き取ってもらったことが証明できないのであなたの責任になります。
危険な廃品回収車2.免許がない
一般家庭から廃品を回収するには「一般廃棄物収集運搬業許可」という免許が必要になってきます。
ですが、軽トラックで回ってくる廃品回収車は、許可を持っていない違法営業が多いのです。
違法営業側は廃棄物処理法違反になり、家電を引き取ってもらった場合には家電リサイクル法違反になります。
自分が悪気をなく処分に出したものが、違法業者に託したことによって自分も悪い立場になってしまうのです。
なので違法営業の危険がある場合は取引をしないようにしましょう。
参考:一般廃棄物処理業の許可
こちらは廃品回収車です。という車にも注意?
すべての廃品回収車がこのようなことをしているわけではありませんが、廃品回収車の中には「空き巣の下調べ」をしているものがあります。
あの家はこの時間帯が留守になるなどの情報を、回収を装って調べ留守の時間帯に空き巣に入るのです。
窃盗団自体が実際に廃品回収車を使っていたり、お金に困っている廃品回収業者が窃盗団に情報を売っている場合もあります。
廃品回収車でトラブルが起こる可能性も
まず、不用品を処分するには色々なお金がかかります。
ですが無料といって回収するのはおかしいと思いませんか?
ただでさえ、人件費や車輌での運搬費がかかるのに無料だと言っているのには、何か裏があってもおかしくないと言えます。
実は、廃品回収車のトラブルは多数あるのです。
まず無料のケースはほぼないと思っておきましょう。
廃品回収車のトラブル1.後から料金が必要になる
皆さん「不要になった家具、家電など、無料で引き取ります」というアナウンスがありますが、不用品があれば呼び止めて不用品を引き取ってもらいますよね。
更に無料ならついでに使わなくなったエアコンの取り外しなど、他にも不用品を引き取ってもらおうと思いたくさん引き取ってもらったりもします。
ですが積み終わると、無料のはずが「全部で5万円です」と言われることがあります。
「無料じゃないんですか?」と聞くと「なんでも無料なわけがない」と高圧的な対応されたりする場合もあるみたいです。
そうなると断ることもできず5万円を支払わなければならない、と言うケースが多々あるので注意が必要です。
廃品回収車のトラブル2.安い値段で引き取られる
ポストに「不用品回収します」というチラシががいっていることはありませんか?
そんなチラシを見て廃品回収業車に電話をし、不用品計15点ほどの回収をお願いすると、外へ持ち出すのもすべて込で、10万円で引き取ってくれるとの事でした。
引き取り当日、事前に伝えていた通り全部で15点の家電や家具をトラックに積み込んでもらいました。
ですが、積み込みが完了すると「想像していたよりずっと量が多かった、25万円です」と、聞いていた金額よりも高く請求されることがあります。
廃品回収車の見極め方を教えます
廃品回収車の見極めは様々ありますが、まず軽トラックにスピーカーを乗せてゆっくりと走っているような車は、ほとんどが違法営業のものです。
そのほか、違法営業かどうかを見分けるポイントを紹介していくので確認しておきましょう。
廃品回収車の見極め方1.業者の名前と営業所の情報
まず、適正な営業をしている業者はトラックにちゃんと業者の名前が書いてあります。
なので、トラックの横や後ろに業者の名前がちゃんと書いてあるかどうかを確認しましょう。
業者の名前がちゃんと書かれていると、宣伝効果にもなるので堂々とアピールをしている業者は安心だと言えます。
違法営業で名前を覚えられてしまうと、のちに警察に通報されたりする可能性もあるので、違法営業の業者は名前を書かないのです。
事前に違法営業でない車には、ちゃんと名前が書いてあることを理解しておきましょう。
廃品回収車の見極め方2.電話番号があるかどうか
電話番号は、廃品回収車のチラシを見るときにチェックポイントになってきます。
実は、違法営業をしている廃品回収車は携帯番号のみを載せるのです。
なぜなら、事務所を設けて営業をしているのではなく、軽トラックのみで活動しているため固定電話がないからです。
なので、携帯番号しか載せていない業者は違法営業が多いです。
事前に必ず、固定電話が掲載されている業者かどうかを確認し、ちゃんとした業者を選ぶようにしましょう。
廃品回収車の見極め方3.一般廃棄物収集運搬業の免許があるか
「一般廃棄物収集運搬業の許可」という許可を得て営業している業者は、許可番号を取得しています。
なので、チラシや廃品回収車に「一般廃棄物収集運搬業の許可番号」が必ず掲示、記載されているはずです。
条例では、車両への「一般廃棄物収集運搬業の許可番号」の掲示が義務付けられていたりしますので、違法業者でなければ車両に許可番号が記載されているはずです。
チラシや廃品回収車に記載されているかしっかりと確認しましょう。
廃品回収車がうるさい場合はどうしたらいい?
なかには、家にいても廃品回収車が頻繁に家付近に来て、アナウンスや音楽がうるさくて通報したい、と思われている方も多いかと思います。
その場合は、通報することが可能です。
どの自治体でも自治体ごとの法律で、条例として公害になるような騒音を出すことを禁止しています。
なので明らかにうるさいと感じられた場合は、通報することができます。
あまりにうるさい場合は警察へ
廃品回収車のアナウンスや音楽がうるさい、ということ自体は警察の管轄ではないみたいですが、警察は違反営業車の情報を日頃から求めいています。
なので通報するのは可能です。
違反営業車は、アナウンスや音楽でわざと目立ちながら空き巣の下調べをしている可能性があります。
このような業者は、不法投棄もしている可能性も高いです。
なので通報すれば、しっかり対応してもらえます。
不用品を処分するおすすめの方法
不用品を処分するのに、よくわからない業者に依頼するのはすごく危険です。
違法業者が多いため、安全に処分をするには下記の方法で処分することをおすすめします。
- 信頼できる知人に譲る
- リサイクルショップに持っていく
- 粗大ゴミに出す
- 信頼のできる業者へ依頼する
このように、安全な処分方法はいくつかはあります。
各処分方法を事前にしっかりと確認しておきましょう。
その中でも自分にあった処分方法を見つけ、安全に処分ができる方法で正しく処分をしましょう。
廃品回収車の見極め方 まとめ
全国で廃品回収車のトラブルが多いため、国や自治体もHPなどで注意をしています。
多数の相談が寄せられていて、違法業者によるトラブルがあとを絶ちません。
そんな中、本人が知らないだけで処分されるはずのゴミが不法投棄や不法輸出されているケースもたくさんあるのです。
私たち処分する側も、違法営業をする廃品回収車のことをしっかりと理解をしておく必要があります。
自分たちが犯罪やトラブルに巻き込まれないためにも、安心して処分できる方法を選びましょう。
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