遺品整理お役立ちコラム

セルフネグレクトになりやすい女性の3つの特徴とは?自分の部屋をゴミ屋敷にしないために

セルフネグレクトになりやすい女性の3つの特徴とは?自分の部屋をゴミ屋敷にしないために

はじめに

ごみ屋敷と言われる住宅が増えており、社会問題化しています。

中高年男性や高齢者に限った話ではありません。

若い女性が住む部屋がごみ屋敷化していることもあり、周囲から気付かれにくいので深刻な状況に陥っている事もあります。

今回はそんなセルフネグレクトに女性がなってしまうとどうなってしまうのか?

またその症状をどのように治していくのかについてお伝えしていきます。

セルフネグレクトの意味とは?

ごみ屋敷化する要因の一つと考えられているのが、セルフネグレクトと呼ばれるものです。

セルフネグレクトとは生活環境が悪化しているにも関わらず、日常生活に必要な行為を行うことができないことを指します。

ごみを捨てることができなかったり、お風呂に入ることができないといったことです。

周りに助けて欲しいと声を上げることもなく、改善する意欲も失っている状態がセルフネグレクトになります。

孤独を感じ、どうしようもなくなってしまうのです。

人によっては食事を摂ることさえままならないこともあるようです。

セルフネグレクトは誰にでも起こりうる病

セルフネグレクトは決して珍しい病気ではなく、普通の人にも起こり得る病です。

配偶者など親しい家族と死別したり、離婚したことがきっかけになることもあります。

大きな病気をして気持ちが落ち込んだり、仕事などのストレスで発症することもあります。家庭や近隣、友人など人間関係がこじれたことで孤立を深め、セルフネグレクトに陥ってしまうこともあるようです。

それから認知症や精神疾患が引き金になるケースもあります。

セルフネグレクトになりやすい女性の特徴3つ

主な特徴としては

  • 家族と疎遠だったり、友人がほとんどいないなど孤立している
  • 大きな病気を患うなど健康状態が思わしくない
  • 経済的に困窮していてお金がない

といったものが挙げられます。

それでは一つひとつについて紹介していきます!

セルフネグレクトの女性の特徴1.恋人との別れ、離婚、死別を経験した

セルフネグレクトが起こりやすいチェック項目としては、恋人や配偶者など大切な人との別れがあります。

大きな喪失感を抱えてしまうと、何もやる気が起きなかったり意欲が低下してしまいます。

生きる気力を失ってしまい、やらなければいけないことは後回しになります。親しい人を失うことで、助けを乞う機会も失われやすくなるのです。

セルフネグレクトの女性の特徴2.セクハラを経験した

若い女性がセルフネグレクトに陥りやすいチェック項目にはセクハラもあります。

セクハラを受けていても、拒否したり嫌だと声を上げる事が難しい場合も多いものです。

学校や職場などでは上下関係があるので、なかなか自分より上の立場の人を告発することはできません。

それが大きなストレスとなり、セルフネグレクトを引き起こすことがあります。

セルフネグレクトの女性の特徴3.経済的に困窮している

退職するなどして仕事を失ったり、病気で働けないといった時には経済的に困窮してしまいます。

それがセルフネグレクトの原因となることがあるので電気やガス、水道などのライフラインが止められているかは大きなチェックポイントになります。

お金がないことを恥ずかしいと感じる人は、周囲に助けを求められません。

セルフネグレクトの症状

セルフネグレクトかもしれないと感じるチェック項目には昼間でも雨戸が閉じられていたりずっと窓やカーテンが閉まったままということがあります。

それから投げやりな発言が多かったり、極度に悲観的だったりするのもチェックポイントです。

何事にも興味が湧かず無関心なこともあります。ベランダにゴミが溢れていたり、異臭がすると言った時は近所に住む人が気が付くことも多いようです。

周辺のゴミはチェックしやすいポイントといえます。

セルフネグレクトにより孤独してしまった女性

セルフネグレクトが原因で孤独死してしまった女性もいます。病気がきっかけで自宅に引きこもるようになり、両親も亡くなっていたのでそのまま誰にも頼ることなく突然死んでしまいました。

遺体が発見されたのは数か月後です。

高齢者だと地域の見守り対象になりますが、年齢が若いとチェック対象にはなりません。そのため発見が遅れてしまうのです。

離婚後は家に引きこもるように

離婚したことがきっかけでセルフネグレクトに陥る人もいます。

離婚をしてから気持ちがふさいで、家に引きこもるという人は珍しくはありません。離婚という大きなストレスがその後の人生を大きく狂わせてしまうのです。

社会とのつながりを失って、孤立を深めていくことも多くあります。

また、父親が認知症とみられる症状になってしまい、周囲の人たちとの交流もなくなってしまう中で家で息子さんが引きこもりになくなってしまうというケースも見られました。

孤独死の80%は男性

孤独死の割合は女性よりも男性の方が圧倒的に多いと言われています。

孤独死の80%は男性で、女性は2割ほどしかいません。

しかし、発見されにくいのは女性の方だという見方をしている人もいます。女性は周囲に自分は大丈夫だと装うので、周囲の人が気付きにくいからです。

セルフネグレクトに陥っていることを自分から打ち明けることはあまりないので、さらに問題が深刻化してしまいます。

ひとり暮らしの女性は帰宅が深夜になりがち

ひとり暮らしの女性は帰宅が深夜になりがちという人も多いと思います。

お風呂に入るのが面倒だったり、歯磨きをするのを忘れてしまうなど身の回りのことをしなくなっていく人がいます。

朝は忙しいのでごみを出すのを忘れ、ごみが家の中に溜まっていくこともあります。

セルフネグレクトに陥る人は意外と完璧主義なことが多く、決まった時間にごみを出せないとそのまま溜め込んでしまう傾向にあるといいます。

セルフネグレクトから脱出するには

セルフネグレクトから脱出するには、症状をチェックして現状を把握することが重要です。

もしかしたら自分はセルフネグレクトなのかもしれないと思ったら、チェック項目に当てはまるのか確認してみるのがおすすめです。

入浴や歯磨きが面倒だったり、ごみ捨てを行っていない、規則正しい生活をしていないといった事がチェック項目になります。

セルフネグレクトから脱出する方法1.自分の状況を理解する

心当たりがある場合にはチェック診断を行って自分の状況を把握することが大切です。

今、自分は自分の世話をすることができていないのだとまず自覚する必要があります。セルフネグレクトに陥っている人には、意外と自分では気づいていないことも多いものです。

セルフネグレクトから脱出する方法2.友達や家族に相談する

セルフネグレクトで最も危険なのは、孤独に陥ることです。

ですからチェック診断をして自分が当てはまっているかもしれないと思ったら、友達や家族に相談してみるのがいいでしょう。

恥ずかしいという気持ちは捨て、思い切って打ち明けることが大切です。自分一人で解決するのは難しいので、人の手を借りることが改善への近道になります。

セルフネグレクトから脱出する方法3.カウンセリングを受ける

セルフネグレクトの診断チェックに当てはまる時には専門家のカウンセリングを受けるのもおすすめです。

心療内科や精神科などの医療機関を受診すれば、治療を受けることができます。

医師や心理カウンセラーに相談することで自分の問題点を自覚できることも大きいですし、必要であれば薬物療法などの治療も受けられます。

認知症やアルコール依存症などが引き金になっていることもあり、適切な治療を受けることで症状が改善することもあります。

セルフネグレクトは未然に防げる

深夜遅くに帰宅してお風呂に入らずに寝てしまったり、歯磨きをサボってしまうようだったらセルフネグレクトの入口に立っているかもしれません。

その段階で気付くことができれば、自分のことをよく考えるようにしましょう。どんなストレスを抱えているのかや孤独に陥っていないかということです。

そして、周囲に助けを求めることも大切になります。問題が起きたら隠してしまわずに家族や友人、専門家にSOSを発信するようにしましょう。

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