一軒家の解体費用は30坪だといくら?嬉しい補助金についても徹底解説!
2019.10.18
一軒家の解体費用
親が先立った実家や同居するなど、誰も住まなくなった家を持っている人がいます。
住人がいなくなった家の処分方法を考える場合、頭にイメージするのが一軒家解体があります。
一軒家解体にはいくつか注意するポイントがあり、解体費用などについて事前に調査しておくと安心です。
解体する場合木造や鉄骨造、鉄筋コンクリートなどによって異なり、坪単価はだいたい2万円~4万円ぐらいになるでしょう。
例えば30坪の家の場合、60万円~120万円かかることになります。他にもいろいろなコストがかかるので総費用は更に上げることになります。
一軒家の平均的な解体費用の相場
一軒家解体の費用平均相場として、費用は木造や鉄骨などの造りで異なります。坪単価では2万円~4万円ぐらいで、平均すると3.5万円です。
例えば一般的な解体工事の場合、1坪あたりの単価で2万円~5万円ぐらいになります。
木造の解体工事の場合2万円~3万円で、鉄骨の解体工事の場合3万円~4万円です。鉄筋コンクリートの解体工事になると4万円~5万円でしょう。
費用の項目として、仮囲いや山水設備、防音パネルや床の補強などがあげられます。
トラクターなど運搬費用や人件費・事務手数料なども対象になり、家屋の解体はもちろんそれに伴うさまざまなお金が必要です。
一軒家解体する際に固定資産税がかかることもあります。
解体する場合、固定資産税が上がるケースがあります。
もう住まない住宅のため税金を払わなくてはいけないのかと思ってしまいますが、固定資産税が更に上がるケースがあるので注意が必要です。
正確に言うと固定資産税が上がるわけではなく、これまで受けている固定資産税特例措置が受けられなくなるということになります。不動産がある土地や空き地では固定資産税率が違うのはその理由です。土地だけになると今まで不動産があったことによって税率優遇がなくなってしまい、実質の税金が上がるということがあります。固定資産税が通常金額に戻るので事前にいくらぐらい把握しておくと安心です。
一軒家解体の費用が決まる3つの要因
費用が決定するにはいくつか要因があり、例えば構造や施工条件・業者などがあげられます。
一軒家解体の費用が決まる要因1.家の構造
コストは躯体の構造によって違ってきます。例えば木造の場合は4~5万円/坪で、鉄骨造の場合は6~7万円/坪になります。
鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造などの場合、8~9万円/坪になるでしょう。
基本的には固い物ででできている建物になるほど、解体するためのコストは高くなっていきます。
建物に地下構造などがあると、費用は更にアップする傾向です。一軒家解体でも地下室があるような住宅の場合、地下階の解体費用は地上のものと同じくらいになるでしょう。
地下階があるだけでコストは倍になっていきます。
一軒家解体の費用が決まる要因2.施工条件や住所
施工条件で解体する費用は異なり、敷地が広く重機などが入りやすい土地だと施工条件が良好なので費用は安くなる傾向があります。
反対に敷地が狭かったり隣地と近接している場合、解体しにくくなるのでコストが高くなってしまいます。
敷地内の上空に電線が通っていたり重機のアームなどがぶつかるような案件の場合、解体しにくくなるので費用がアップする傾向です。
重機で解体できない場合、職人が手壊しで壊していきますが、手壊しする部分が増えると高くつきます。
現場にはガードマンなどを配置するのが一般的なので、配置する人数から金額が異なってくるものです。
現場までの道が曲がっていたり途中に通学路があると、複数のガードマンを配置することになるので費用は高くなります。
一軒家解体の費用が決まる要因3.業者
解体業者は重機を自分たちで持っている業者と、重機は持っておらず下請け業者に丸投げする業者があります。
解体費用の見積もりは重機を持っている業者の方が安く、一般的に解体を専門にする業者の場合重機を保有しているので金額が安くなります。
工務店やゼネコンなどの建物を建てている業者は解体用重機などを保有していないことが多いです。
新築を建てる工務店などには古い建物の取り壊しなどを依頼することがあり、新築工事を行う業者は解体工事を下請け業者に丸投げすることが多いでしょう。
下請けに丸投げする場合、管理費用が上乗せされるので値段が高くなります。費用に関して解体専門業者に発注するのが最も安いです。
一軒家解体工事において補助金
一軒家解体工事にコストがかかったり誰も住んでいないなどの理由で放置されている空き家は大きな社会問題として取り上げられいます。
自治体はいろいろな補助金制度が設けられていて、自分のエリアの自治体において解体費用助成金制度を利用することができるかどうかチェックしてみましょう。
自治体の補助金によりコストが最大半額になるケースもあり、一軒家解体を考えている場合、自治体に一度問い合わせてみることをおすすめします。
一軒家解体の手順や手続き
一軒家解体は養生や瓦の撤去、内装材の撤去や重機による解体、細かいガラの除去などが一般的な流れです。
養生は工事中に木屑など破片が飛び散り埃が飛散するので、仮囲いを行います。金属製単管パイプや木製丸太などで骨組みをつくっていき、その後養生用シートを設置していき、養生足場を組んだら瓦の撤去を行うことが可能です。
法律において分別解体が義務付けられていて、材質毎に一枚一枚はがしています。設備・内装材の撤去の場合、給湯器の設備や石膏ボード、土壁や窓ガラスを分別しなければいけません。
重機による解体は先端にはさみが付いているユンボで、一気に壊していき作業中最も埃が出やすいものです。散水を行いながら地道に作業をすすめていき、ガラの撤去や整地の場合、土中の木屑やコンクリートガラを撤去したり、整地をしながら最後に道路に泥が散乱するので清掃を行っていきます。
一軒家解体の前後になるといろいろな届け出や手続きなどが必要です。建設リサイクル法での届け出はコンクリートやアスファルト、木材のリサイクルなどを義務付けた法律によります。
これらを使用している延床面積24坪以上の住宅を解体する場合、各市区町村に届け出が必要で業者が代行することが可能です。
道路使用許可申請の場合、道路に車や重機を止めると必要になり、所轄の警察署で手続きしなければいけません。
一軒家解体の期間や日数を把握しておくことが大切
工事計画をたてるにはいくつか準備が必要で、新築工事も計画している場解体工事のスケジュールをきちんと把握しておくことが大切です。
業者探しに2週間以上必要だったり、家の片づけや手続きなどに1週間見込んでおくと良いでしょう。工事に1週間ぐらいというのが目安になっていて、工事着工日の1週間以上前に業者と契約を結ばなければいけないので、いくつか業者を探しておき見積もりすることで比較検討すると便利です。
事前に標識を設置したり、近隣への挨拶も行っておきます。工事前には電気やガスなどの解約手続きが必要で、水道は工事中散水するので解約しません。初日は足場を設置し、次に屋根の瓦などを撤去したり重機による作業という流れになります。
1週間ぐらいすると建物と基礎の撤去が終わるので土地を平らに整地していきます。
作業は天候などの影響を受けるので、時間は余裕を持ってみておくと安心です。
作業が終われば近隣の掃除を行い、工事が終わると現地の確認し問題がなければ完了です。
一軒家解体をする前には家財処分が必要です
家の中には家具や家電など多くのアイテムが残っている場合、片付けする必要があります。
家財の量が多かったり家が遠方にあるなら、自分で片付けることは難しいので業者を依頼する方法が便利です。
一軒家解体をする業者を選ぶなら、複数の業者を比較しましょう。
良い業者を選ぶポイントには相見積もりがあり、複数の業者に依頼してみて同時に見積もりをとると便利です。
相見積もりにはいろいろなメリットがあり、業者のサービスや料金などを比較することができたり、おおよその相場を把握することができます。
高過ぎる料金を提示する業者を見分けることができ、お得に契約することが可能です。
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