遺品整理士とは?有資格者のプロの仕事やニーズについて
2021.08.23
遺品整理士とは?
遺品整理士という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
これは一般社団法人遺品整理士認定協会が発行する資格で、いわば遺品整理のプロを認定するものです。
遺品整理業者は数ありますが、専門家であることを証明する資格の有無は業者選びのポイントにもなりますよね。
とはいっても、遺品整理士とは一体どんな職業なのでしょうか?
そしてどのように資格を取得するのでしょうか?
ここでは遺品整理士についてご説明していきます。
遺品整理士の仕事
遺品整理士はその名の通り、遺品の整理を主な業務としています。
故人の部屋を整理する場合は必要に応じて家財を搬出し、そのあとに簡易的な清掃を行います。
業者によっては、不用品を買い取ったり、不動産を仲介したり、遺品を供養したりと、多岐にわたる業務を行います。
遺品整理=必要品と不用品の仕分け、と考える方も少なくありませんが、遺品には故人の想いが詰まっています。
遺品整理士は、遺品ひとつひとつに供養の心をもって向き合いながら、大切に整理していくことが仕事です。
遺品整理士のニーズ
少子高齢化の進む現代では、遺族の数が減少傾向にあり、遺族がまったくいないこともあります。
遺族が遠方に住んでいるケースも多く、片付けのため故人の家に出向くことが簡単ではなくなっています。
さらに、遺族自体が高齢である場合には、体力的にも難しいですよね。
故人の家が賃貸物件であれば、部屋をすぐに明け渡す必要があります。
限られた時間の中で、適切な遺品整理をきっちりと行うためには、誰かの力を借りるべきといえるでしょう。
遺品整理士は遺品の扱い方、廃棄物処理法、遺品整理に関する法令などをマスターしています。
お友達に手伝ってもらったり、一般的な不用品回収業者に依頼するよりも、遺品整理士に依頼する方が確実で安心なのです。
遺品整理士の資格取得
遺品整理士の資格を取得するためには、遺品整理士認定協会が行っている通信講座を2ヶ月間受講する必要があります。
同封されている問題集の正答率が基準点以上であれば、同協会から遺品整理士認定証書と認定カードが交付されます。
資格取得後は、遺品整理の専門家を名乗って活動することが可能です。
遺品整理士の有資格者は増加中で、全国で20,000人以上います。
同協会では、遺品整理業を開業するためのサポートも行われています。
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